ServiceNowのCSA資格試験に不合格、合格の体験から、認定資格の取得でのやるべき事項と留意点を総まとめとして整理してみました。資格取得後の資格維持、デルタ試験についても説明いたします。
概要
ServiceNow認定資格、CSAを取得及び維持する際のフローを紹介します。
●資格取得&継続の対応フロー
まずは公式サイト、Now Learningへの登録からスタートとなります。次に、指定されたコースを履修完了後、試験を申込、さらに資格試験を受験します。最後に、CSA資格を取得後、資格を維持するためのデルタ試験を定期的に受験して合格する必要があります。
今回、CSA資格試験を日本語で学習準備をし、日本語で資格試験を受験する方法を参考として、ご紹介します。
登録
まずは、最初のステップとなります、公式サイトおよび受験申込サイトへの登録となります。サイトへの登録は無料です。登録する際には、Emailアドレスが必要です。
●To Doリスト【登録】
- Now Learningへの登録
- 認定試験の申し込みサイトへの登録
■留意点
- 日本語で受験する場合、Now Learningで受験言語を「日本語」に設定
- 登録メールアドレスをNow LearningとWebassessorで連携
Now Learning: ①名前アイコン→②Profile→③My Preferences→④Webassessor Email Address
▶参考サイト
Now Learningへの登録方法については、以下内容をご参考ください。
学習
CSA資格試験を受験するためには、ServiceNowが指定したコースを履修完了するのが前提条件となります。一部の指定されたコースは有料での受講となります。
●To Doリスト【学習】
- Welcome to ServiceNow [日本語]コースの登録と履修完了
- ServiceNow Administration Fundamentals On Demand [日本語]コースの登録と履修完了
or - ServiceNow Administration Fundamentalsコースの登録と履修完了
■留意点
- Welcome to ServiceNowは無料コースでオンデマンド形式です。
- Welcome to ServiceNowを履修完了した後、ServiceNow Administration Fundamentalsを受講できます。
- ServiceNow Administration Fundamentalsは有料コースで、オンデマンドと認定講師によるライブ指導形式があります。ニーズにあわせて、形式を選択できます。
▶参考サイト
Welcome to ServiceNowコースへの登録方法については、以下内容をご参考ください。
申込
ServiceNowが定める前提条件をクリアすると、認定資格試験を受験するために必要なバウチャーを取得もしくは購入できます。バウチャーを取得後、受験申込サイトにて試験を予約します。
●To Doリスト【受験】
- バウチャーの取得もしくは購入
- 受験申込サイトにて試験の予約
■必要なもの
- クレジットカード(バウチャー取得費用の支払いのため)
- バウチャーのコード番号
■留意点
- ServiceNow Administration Fundamentalsコースをインストラクター指導によるコースを受講した場合は、そのコース費用の中にバウチャー費が含まれています。
- ServiceNow Administration Fundamentalsコースをオンデマンド形式で完了した場合、バウチャーを別途、購入する必要があります。
※バウチャー費用は、日本語試験で44,800円(税込)です。【2023年4月20日時点】 - バウチャーを取得後、受験申込サイトにて、試験の実施方法や日時を指定して試験を予約します。
▶参考サイト
試験の申込方法や申込後の日程変更については、以下内容をご参考ください。
受験
ServiceNow認定資格の受験する際には、テストセンターもしくはオンライン監督付きで実施します。テストセンターで受験するときは、テスト受験に必要となる持参物を忘れずにテストセンターに携行する必要があります。
●To Doリスト【受験】
- 必要となる持参物の携行
- 試験時間15分前までにテストセンターに到着、受付完了
■必要なもの
- 身分証明書を2種類(そのうち1つは写真付き公的身分証明書)
- 試験申込時に送信される認証コード
■留意点
- 認証コードは、試験申込完了時にメールで届きます。8桁のコードです。
※メールタイトルは”登録確認 – ServiceNow Certification”です。
▶参考サイト
テストセンターでの受験手続きや認証コードについては、以下内容をご参考ください。
合格/不合格
ServiceNow認定資格試験に合格すると、早ければ受験日の翌日に公式サイトのNow Learningの取得した資格の認定バッジが追加されます。また、受験申込サイトにも受験結果が追加されます。
●To Doリスト【合格】
- Now Learningへの認定バッジの追加確認(合格後、翌日以降)
■留意点
- Now learningでの認定バッジの追加場所は、[Profile]→[My Achivements]→[My Certifications]です。
- 受験申込サイトでは、[保有資格]→取得した資格のステータスが[CURRENT]になります。
もし認定資格試験に不合格になった場合、再受験の申込後、再度、受験することになります。再受験できる時期は受験回数によって異なります。
●To Doリスト【不合格】
- 試験結果メールの受信確認(受験完了後、すぐ)
- 再受験の申込と再受験(受験日から最短3日後もしくは14日後)
■必要なもの
- クレジットカード(再受験費用の支払いのため)
■留意点
- 試験結果はメールで送信されます。不合格の場合は試験内の各セクションのパーセンテージを確認できます。
- 認定試験に不合格になると、再試験の申込が可能となるまでの待機期間が発生します。
- 再試験には試験費用がかかります。支払方法は、クレジットカードのみ対応しています。
※再試験費用は、日本語試験で13,600円です。【2022年8月時点】
▶参考サイト
再受験の申込や費用については、以下内容をご参考ください。
認定資格の保有維持
ServiceNow認定資格を取得したあと、その保有資格を維持するためのアクションが必要です。毎年下半期から実施開始されるデルタ試験に期限内に合格しないと、認定資格が失効してしまいます。
●To Doリスト【維持】
- デルタ試験の受験申込と合格(期間: 11月中旬から翌年2月中旬まで)
■必要なもの
- クレジットカード(資格メンテナンス費用の支払いのため)
■留意点
- デルタ試験の実施開始時期は、毎年秋になります。
※Tokyoリリースの場合、試験期間は2022年11月13日〜2023年2月17日でした。 - デルタ試験の申込および実施は、Now Learning上ですべて行います。
- 資格維持に必要となる資格メンテンナンス費用は毎年下半期に発生します。
- メンテナンス費用はメインライン資格保有数にかかわらず、1ユーザー1回のみ(/年)支払いが必要となります。
※費用は1ユーザーあたり200USD(税抜)です。日本円で27,200円(税込)です。【2023年4月20日時点】
▶参考サイト
以前のデルタ試験、Tokyoリリース時の申込や受験状況については、以下内容をご参考ください。
参考資料
ServiceNow認定試験については、以下、資料を参考にしています。
以上、”[ServiceNow] メインライン認定資格の取得に向けたTo Doリストと留意点”となります。