[ServiceNow]Tokyo版のデルタ試験をいち早く受験してみました。(申込から合否結果まで)

ServiceNowのTokyoリリースのデルタ試験が2022年11月3日、スタートしました。ServiceNow認定資格、CSAのデルタ試験をいち早く申込から受験まで体験してみました。今後、デルタ試験を受験される方は、ぜひご参考ください。

試験申込前

2022年11月3日、デルタ試験が開始となりました。しかし、11月3日当日、12:00、15:00、17:00、19:00、さらに、20:00になっても、公式学習サイト”Now Learning”や試験申込サイト”Webassessor”の状況は変わらず、デルタ試験を申込できませんでした。

翌日の11月4日深夜2:00に、Now Learningサイトに再度、ログインすると、デルタ試験への更新について告知が表示されるようになりました。

さらに、11月4日7時10分に、ServiceNow資格チームから登録メールアドレスに”ServiceNow – Tokyo 版 デルタ試験が開始となりました!”のタイトルで、メールが届いていました。

デルタ試験の開始時期の遅れ
ServiceNow Communityの掲示板で、「ServiceNow側でデルタ試験をアップロード後、Now Learningに反映されるまで、タイムラグが発生するので少しお待ちください。」とのコメントがありました。

概要確認

デルタ試験の概要について、ServiceNow資格チームからのメール内容と11月4日に受験した体験談を比べてみます。メール本文中での告知内容と実際では、若干の違いがありました。今回、CSAのデルタ試験を日本語で受験しました。

■デルタ試験の概要

  • 受験可能期間は90日間です。
  • 30分以内で受験が完了します。→実際の試験は、制限時間60分でした。
  • 10問以下です。→実際の試験は、10問でした。
  • 監視なし – テストセンターでの受験も不要です。
  • 全ての言語の試験がNow Learning上で受験可能です。 →日本語で受験しました。
  • Tokyo release notes と ServiceNow Store Release documentation を基に設問されています。
  • 資格維持のために受験と合格が必須です。

CSAやCADなどのメインライン試験は、試験申込サイト”Webassessor”での申し込みが必要となりますが、今回のデルタ試験はNow Learning上ですべてが完了しました。デルタ試験の申込から受験までの全工程をNow Learning上で行います。

今回、日本語でCSAのデルタ試験を受験しました。事前に届いたメール内容とは異なり、制限時間が60分でした。出題数は10問でした。

デルタ試験の種類や回数によって、制限時間や出題数は変わるのかもしれません。この点については、後日、デルタ試験の2回目(もしかしたら、3回目、4回目)を受験してみて、確認してみようと思います。今回、デルタ試験を1回目、2回目を受験しました。1回目と2回目で、制限時間および出題数は同じでした。

試験申込

メインラインの試験申込と比べると、Now Learningのサイトから短時間で簡便にデルタ試験の申込ができます。Now Learningにログイン後、2~3分で申込を完了でき、デルタ試験をすぐに受験できます。

■試験申込から受験開始までのフロー

  1. Now Learningのサイトにログイン後、[Let’s fix this]ボタンをクリック。
  1. 表示されたパネルをクリック。
  1. CSAのデルタ試験の説明ページが表示されます。[Start]ボタンをクリック。ここで、[Start]ボタンをクリックしても、まだ試験は開始されませんので、ご安心ください。
  1. Test Security Policyの内容を確認後、Terms & Conditionsのボックスに✓を入れて、[Enroll]をクリック。
  1. 試験申込が完了しました。[Start]ボタンをクリックすると、デルタ試験がスタートします。試験がスタートすると、問題文や設問は日本語表記で表示されます。

資格試験のメンテナンス費用
Quebecのリリース期間中またはそれ以前に最初のメインライン資格を取得したすべての認定資格保有者は、2022年の資格メンテナンス費用を支払う必要があります。資格試験のメンテナンス費用は、1ユーザーあたり200USDです。別途、消費税がかかります。以下、公式リソース、Candidate Journey Guideをご参照ください。

■Candidate Journey Guide(認定資格受験ガイド)

Romeリリース以降に最初のメインライン資格を取得した資格保有者は、2023年の後半まで資格メンテナンス費用を支払う必要はありません。ServiceNow Japanでは、2021年10月8日にRomaリリースしています。

合否結果

試験準備として、Tokyoリリースの”ファクトシート(日本語版)“を一度だけ、さらっと読んでから受験しました。そのファクトシート(日本語版)とTokyo release notes(英語版)を確認できる体制で、デルタ試験に挑みました。

結果は、なんと不合格でした。テストセンター受験もしくは監視ありのオンライン試験によるメインラインの試験と異なり、デルタ試験では監視がないため、試験中にファクトシートやTokyo release notesを確認しながら、進めていくことができますが、残念ながら、合格できずでした。

制限時間は60分ですが、ゆっくりゆっくりと問題を解いても十分に余裕があります。試験構成は、解答が1つの複数の選択肢が7~8割、複数の解答を選ぶ複数選択式問題が2~3割の出題比率でした。

さて、出題内容ですが、Tokyoリリースで追加された新機能については、きちんと押さえていたほうがいいですね。今回、カタログビルダーに追加された新機能を問う主題があったような、なかったような覚えがあります。

受験後

デルタ試験の終了後、登録したメールアドレスにメールが届いていました。メールタイトルは、”Sorry! You did not pass the Tokyo Delta – Certified System Administrator exam”です。

デルタ試験の場合、再試験を受験できます。1回目の試験終了後、24時間後に再度、デルタ試験を受けることができます。ただし、受験できる回数は4回までとなるので、1回目を不合格になると、残り3回の受験で、合格しないといけません。

■認定試験の再受験ポリシー

試験種別デルタ試験メインライン試験
受験できる回数4回4回
再受験時の試験費用無料13,600円/回*日本語試験
次回受験までの待機期間
(2回目→3回目→4回目)
24時間→24時間→24時間
(2回目→3回目→4回目)
3日間→14日間→14日間
(2回目→3回目→4回目)
再受験4回目が不合格時の
受講トレーニング
対象のトレーニング
コンテンツの再受講
試験バウチャー付きの
対象トレーニングの再受講

振り返りと分析

出題の観点として、①新機能、②更新または変更された機能、③廃止された機能となります。とくに、①新機能は回答しやすい設問ですので、新機能は絶対に正答しないと、デルタ試験の合格は難しいように思います。

また、新機能や更新、変更された機能のほうに重点をおいた主題のようでした。廃止された機能はあまり触れていなかったように思います。一般的にNew Releaseを考えると、ベンダーさんは、追加された新機能をユーザーに訴求したいですよね。

あとは、ファクトシートやTokyo release notesの読み込みだけでなく、検索力を高めておく必要があると感じました。もう少し振り返りを深堀して、分析後、対策方法を練った上で、再度、デルタ試験にチャレンジします。

デルタ試験を再受験(2022年11月6日追記)

1回目のデルタ試験後、振り返りを行い対策を考えたのち、CSAのデルタ試験に再チャレンジしました。1回目の受験で不合格後、再受験に向けた対策や勉強方法を検討した実体験記になります。再受験の合否結果もお伝えしています。

デルタ試験の改正(2022年12月8日追記)

ServiceNowのTokyo版のデルタ試験の追加情報になります。更新試験を開始後、試験内容に問題があったようです。試験内容を修正するとともに、再受験回数も変更されています。今後、デルタ試験を受験される方はご留意ください。

以上、”[ServiceNow]Tokyo版のデルタ試験をいち早く受験してみました。(申込から合否結果まで)”になります。

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