[ServiceNow]10分で掴む! リストのカスタマイズ設定(リストとフィルター)

ServiceNow のリストのカスタマイズ機能を使うことで、ユーザが希望する必要な情報だけをもつリストビューを作成することができます。ServieNowのリストビューのカスタマイズ設定について、説明します。

概要

■目的

  • ユーザーのニーズにあわせたリストのカスタマイズ設定できるようになる。

■内容

1.2.3: リストのカスタマイズ

[リストをカスタマイズ]を使うことで、リストの表記内容をユーザーごとにカスタマイズできます。ユーザーごとにカスタマイズして、その表示内容に沿って、リストを表示できますので、ほかのユーザーに、リストの表示内容について影響を与えることはありません。

[タイトルバー]内の[リストのカスタマイズ]からリストビューをカスタマイズします。リストで表記するフィールド列の追加・削除、表示方法や編集方法などを設定できます。表示方法や編集方法については、”列テキストの折り返し”、”アクティブな行のハイライト”や”ダブルクリックで編集”などを設定できます。

●リストカスタマイズのメニュー
[リストをカスタマイズ]をクリックすると、[リストの列をカスタマイズ]パネルが表示されます。標準設定では、”列テキストの折り返し”(Wrap column text)、”最新のセル色分け”(Modern cell coloring)、”リスト編集の有効化”(Enable list edit)や”ダブルクリックで編集”(Double click to edit)が選択されています。

  1. 列テキストの折り返し: ”列テキストの折り返し”を選択すると、フィールド値のテキストが長文の場合、複数行で折り返して表示します。
  2. 行の圧縮: 行間の縦スペースを縮小して、リストを表示します。
  3. アクティブな行のハイライト: 選択したレコードの行ををハイライト表示します。
  4. 最新のセル色分け: ”優先度”のフィールド値を優先度の度合い別にハイライト表示します。
  5. リスト編集の有効化: リストを編集できるかどうかを設定します。
  6. ダブルクリックで編集: リスト上でフィールド値をダブルクリックすると、フィールド値を編集できるどうかを設定します。”リスト編集の有効化”を選択しておく必要があります。

1.2.4: フィールド列の追加と削除
[リストの列をカスタマイズ]パネル上の”利用可能”に追加できるフィールド列の項目が表示されます。”利用可能”内で、追加したいフィールド列を選択した後、”追加ボタン”(> button)をクリックし、”選択されました”に追加したいフィールド列を移動させます。

リストビューでのフィールド列の表記順番は、”選択されました”内で”上に移動”と”下に移動”ボタンを使い、設定します。逆に、削除したフィールド列は、”選択されました”内で、削除したいフィールド列を選択した後、”削除ボタン”(< button)をクリックし、”利用可能”に削除したいフィールド列を移動させます。

インシデントのリストで、”優先度”の右横に”重大度”のフィールド列を表示させます。さらに、標準設定で表示されている”詳細説明”のフィールド列を非表示にする場合を例として、[リストビューのカスタマイズ]を説明します。

■手順: リストビューのカスタマイズ

  1. [リストをカスタマイズ]をクリックし、[リストの列をカスタマイズ]パネルを表示させます。
  1. “利用可能”内の”重大度”をフィールド列として選択します。
  2. “追加ボタン”(> button)をクリックし、”選択されました”内に”重大度”のフィールド列を移動させます。

複数フィールドの同時選択
“Ctri”(コントロールキー)を押しながら選択すると、追加したい複数のフィールド列を一度に”利用可能”から”選択されました”へと移動させることができます。

  1. “選択されました”内に移動した”重大度”を選択します。
  2. “上に移動”を数回クリックし、”重大度”を”優先度”の下まで移動させます。
  1. “選択されました”内にある”詳細説明”を選択します。
  2. “削除ボタン”(< button)をクリックし、”利用可能”内に”詳細説明”のフィールド列を移動させます。
  3. [OK]をクリックし、[リストの列をカスタマイズ]を閉じます。
  1. おめでとうございます!カスタマイズされたリストビューが表示されます。”優先度”の右横に”重大度”のフィールド列が表示されます。また、”開始日時”の右横に表示されていた”詳細説明”が非表示で見えなくなっています。
  2. リストをカスタマイズした場合、[リストをカスタマイズ]の歯車マークの右下に、小さく緑色の点が表示されます。

リストビューの標準設定に戻す
リストをカスタマイズした後、標準設定のリストビューに戻すには、[リストのカスタマイズ]をクリックし、[リストの列をカスタマイズ]パネルを表示されます。パネル下部に”列のデフォルト値にリセット”ボタンが新たに追加されていますので、”列のデフォルト値にリセット”をクリックすると、標準設定のリストビューに戻ります。

確認

“リストのカスタマイズ設定”の概要で説明した内容を確認テスト形式で復習します。
問題文の右端にある[▲]ボタンをクリックすると、正解が問題文の下に表示されます。

問題1: リストコントロールで操作できる内容をすべて選びなさい。
 A. ビュー
 B. フィルター
 C. ビュー
 D. リスト更新
 E. お気に入り

正解1: A, B, C, D, E

問題2: リストコントロールでフィルターを設定したとき、フィルター条件は、どこに表示されるか。
 A. お気に入り
 B. 履歴
 C. ブレッドクラム
 D. どこにも表示されない

正解2: C

問題3: リストコントロールの三本線のアイコンは、何というか。
 A. ヘッダー
 B. コンテキストメニュー
 C. タイトルバー
 D. 検索

正解3: B

参考

ServiceNowの知識やスキルをもっと高めたい方は、以下、リソース資料やハンズオン・トレーニングで学習されることをおススメします。

■学習リソース

  1. Welcome to ServiceNow [日本語]コース (ServiceNow公式: Now Learning)
  2. ServiceNow Administration Fundamentals On Demand [日本語] (ServiceNow公式: Now Learning)
  3. Now Platform 管理 (ServiceNow 製品ドキュメント

■ハンズオン・トレーニング

  1. リストのカスタマイズ設定(リストとフィルター) (NowLibrary自作: ハンズオン|ServiceNow)

以上、”[ServiceNow]10分で掴む! リストのカスタマイズ設定(リストとフィルター)”になります。

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