[ServiceNow]10分で掴む! フォームのフィールドタイプ(フォームとテンプレート)

ServiceNowのフォームとは？、テーブルごとにカスタマイズされたフォームに従い、レコードを作成できます。フォーム内のフィールドタイプを含む、フォームの基本操作について説明します。

概要

■目的:

• フォームでの操作を理解し、レコードを作成する。
• フォーム上のフィールドタイプの違いを確認する。

■内容:
1.3.1: フォームの操作

フォームでは、データテーブル内からの1レコードの情報が表示します。フォームは、コンテンツフレームに表示されます。フォームを使用して、レコードを新規(Create)、表示(View)、または更新(Modify)できます。

フォームはコンテンツフレームに表示され、ServiceNowでのロールに応じて、フォームで表示されるフィールドは異なります。また、新規、表示や更新といったレコードに対するできる操作もロールごとで変わります。

例として”インシデント”テーブルのフォームを表示してみます。インスタンスは、”ServiceNow Developer Program”で作成したインスタンス、Tokyoバージョンを使っています。

1.3.2: フォームのフィールドタイプ

フォームのフィールドタイプは、テキスト入力や選択式などのさまざまなタイプがあります。例として、”インシデント”のレコードを新規作成し、説明します。

　●代表的なフィールドタイプ

1. 文字列フィールド: テキストフィールドになります。256 文字以上になると複数行で表示されます。
2. 選択肢フィールド: ユーザーが事前定義された選択肢のセットからフィールドを選択できます。
3. 参照フィールド: 別のテーブルのレコードを表示するクエリー式のフィールドです。

薄い灰色での囲み色のフィールドは自動入力され、値を変更できません。優先度フィールドは”影響”と”緊急度”の項目から自動で決定されます。”番号”フィールドもシステム上、自動で採番されます。

アスタリスクマーク(*)がついているフィールドは、入力必須となります。

実習

“フォームの構成要素”の概要で説明した内容を実習にて学びます。

■要件: インシデントテーブルのフォームで、ユーザのニーズにあわせたレコードを作成する。

■条件設定:

• 番号フィールドは、”任意”。
• 問い合わせユーザーは、”Naomi Mcraven”。
• カテゴリは、”データベース”。
• 詳細説明は、”営業本部の営業１課フォルダにアクセスできません。”。
• アサイン先は、”Help Desk”。

■手順:

1. アプリケーションナビゲーターから、[すべて]を選択します。
2. “インシデント”で検索し、[新規]を選択します。インシデントのフォームが開きます。
3. “問い合わせユーザー”フィールドで、”n”と入力し、検索リストから”Naomi Mcraven”を選択します。もしくは、[リストから参照]ボタンから検索することもできます。

4. カテゴリは、”データベース”を選択します。
5. 詳細説明は、”営業本部の営業１課フォルダにアクセスできません。”とテキスト入力します。
6. アサイン先は、”Help Desk”を選択します。
7. 要件にあわせたフォームでのレコード作成が完了しました。実業務では、”送信”を選択すると、インシデントがアサイン先に通知されます。

確認

“フォームの構成要素”の概要で説明した内容を確認テスト形式で復習します。
問題文の右端にある[▲]ボタンをクリックすると、正解が問題文の下に表示されます。

参考

ServiceNowの知識やスキルをもっと高めたい方は、以下、リソース資料で学習されることをおススメします。

■学習リソース

1. Welcome to ServiceNow [日本語]コース (ServiceNow公式: Now Learning)
2. ServiceNow Administration Fundamentals On Demand [日本語] (ServiceNow公式: Now Learning)
3. Now Platform 管理 (ServiceNow 製品ドキュメント)

以上、”[ServiceNow]10分で掴む! フォームのフィールドタイプ(フォームとテンプレート)”になります。