ServiceNow認定資格、TokyoリリースのCAD資格の試験概要になります。CAD資格試験を受ける前に、前提条件や学習範囲、比率などを確認し、CAD試験の合格にむけて、CAD試験の対策を練り上げていきましょう。
目的
CAD(アプリケーション開発者)の試験は、雇用者のために役立ち、ServiceNow エコシステムで共有できるような、ビジネス上の問題の解決に向けたアプリケーション開発に必要なスキルと重要な知識を合格者が備えていることを証明するものです。
対象者
CAD試験は、ServiceNow のお客様、パートナー、従業員のほかに、ServiceNow Certified Application Developer となることに興味のある方を対象としています。
前提条件
CAD資格試験の受験資格として、以下のトレーニングコースを完了する必要があります。
■CAD受験での前提条件
- ServiceNow Fundamentals
次のいずれかのコースを完了が必要となります。
- Scripting in ServiceNow Fundamentals
- Application Development Fundamentals
前提条件として、”ServiceNow Fundamentals”コースかつ、”Scripting in ServiceNow Fundamentals”コースもしくは”Application Development Fundamentals”コースの履修完了が必要となります。
試験の詳細
CAD資格試験の詳細は、以下のようになっています。
- 問題数: 約60問
- 内容: 多肢選択(正答は1つ)/複数選択方式(正答に該当するものをすべて選択)
- 試験の所要時間: 90分
- 受験料: 300USD
- 受験方法: テストセンターにおける監督下の試験、またはオンライン環境における監督下の試験。
- 参考資料: 試験中は、印刷物やオンライン資料は参照できません。
試験範囲
CAD資格の試験範囲は、ServiceNowプラットフォームの実装や運用で行う操作について、5つの学習分野から構成されています。学習分野ごとに、主題される問題の比率が異なります。システム運用向けの資格試験、CSA資格と比べると、学習分野の数が一つ多くなっています。
■学習分野と試験における割合
- アプリケーションの設計と作成: 20%
- アプリケーションがServiceNowに適合するかどうかの判断
- データモデルの設計と実装
- モジュールの作成
- アプリケーションスコープの使用
- アプリケーションユーザーインターフェイス: 20%
- フォームの作成、設計、カスタマイズ
- フォームおよびテーブルのフィールドの追加/削除
- デスクトップ用クライアントサイドスクリプトの作成、テスト、デバッグ
- サーバーサイドスクリプトの作成、テスト、デバッグ
- アプリケーションのUIとしてのレコードプロデューサーの使用
- セキュリティとアクセス制限: 20%
- アプリケーションおよびアプリケーションモジュールへのアクセスの制限
- アプリケーションのアクセス制御の自動作成
- アクセス制御の手動作成、テスト、デバッグ
- GlideSystem メソッドを使用したセキュリティのスクリプティング
- アプリケーションスコープを使用したアプリケーションアーティファクトの保護
- アプリケーションの自動化: 20%
- Workflow および Flow Designer の作成、テスト、デバッグ
- ドキュメントフィードの実装と使用
- アプリケーションプロパティの作成と使用
- イベント、スクリプトスケジュールの実行 (ジョブスケジュール)、Utils (アプリケーション) スクリプトインクルードの作成
- メールの送受信
- ホームページおよびレポートの設計と作成
- 外部データの使用: 10%
- CSV または Excel フォーマットでのデータのインポート
- SOAP を使用した外部データソースの統合 (テストとデバッグを含む)
- REST を使用した外部データソースの統合 (テストとデバッグを含む)
- アプリケーションの管理: 10%
- アプリケーションのダウンロードとインストール
- 委任開発を使用したソースコードおよびコードレビューの管理
- ServiceNow Git データ連携を使用したソースコードの管理
推奨トレーニングと参考資料
CAD資格試験の準備として、以下の追加リソースが資格試験の準備に役立ちます。
- Candidate Journey Guide (認定資格受験ガイド) – 認定プロセス全体をガイドするリソース
- Now Platform App Engineドキュメント
- ServiceNow 開発者サイト
CAD資格試験の内容をしっかりとおさえて、試験準備の対策、計画を立ててみましょう。ServiceNow開発者向けのサイト、ServiceNow Developer Programでは、無償でインスタンスを作成できます。取得したインスタンスで、ハンズオンを通じて、ServiceNowのスキルを高めて、CAD資格試験にのぞみましょう。
以上、”[ServiceNow]Tokyoリリース-認定資格CAD(アプリケーション開発者)の仕様書概要”となります。