ServiceNowで、リストのフィルター設定で、条件に合致したレコードだけをリストに表示します。ハンズオンのトレーニング形式で、リストのフィルター設定について、説明します。
目的
- ユーザーの要望に合わせたフィルター条件を設定できるようになる。
- フィルターを作成した後、適宜、フィルター条件を変更できるようになる。
本実習は、”[10分学習|ServiceNow] リストのフィルター設定(リストとフィルター)”に準拠していますので、あわせてご参照ください。
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要件
例として、ServieNow Developer Programで作成した無料インスタンス(Tokyoバージョン)を使い、手順を説明します。
●設定内容
問題管理のリストで、列ヘッダのアサイン先は”Problem Coordinator A”のみ表示、状況は”新規”以外の内容を表示、さらに、解決コードは、”修正の適用済み”のみを表示するフィルターを作成し、リストを表示します。
■Step1:フィルターの条件及びソートを設定
フィルターの条件やソート内容を以下のように設定する。
- アサイン先は、”Problem Coordinator A”のみを表示する。
- 状況は、”新規”以外の内容を表示する。
- 番号の昇順で、レコードが並ぶようにする。
- 名前は、”ハンズオン用フィルタ”とする。
- 表示対象は、”自分”のみとする。
■Step2:フィルターの条件を変更
- 作成したフィルター名を”ハンズオン用フィルタ”に変更する。
- 解決コードは、”修正の適用済み”のみを表示するフィルタ条件を追加する。
手順
- 画面上部の[すべて]をクリックし、アプリケーションナビゲータを表示させます。
- アプリケーションナビゲータの検索欄に、”問題管理”と入力します。
- [問題管理]モジュールの[すべて]をクリックします。
- [フィルター表示]ボタンをクリックすると、[コンディションビルダー]を表示されます。
- フィルタ条件のフィールドは、[アサイン先]を選択します。
- フィルタ条件の演算子は、[次の値に等しい(=)]を選択します。
- フィルタ条件の値は、[Problem Coordinator A]を選択します。
- 次に、[および]ボタンをクリックし、フィルタ条件をさらに追加します。
- 新しく追加されたフィルタ条件のフィールドは、[状況]を選択します。
- 新しく追加されたフィルタ条件の演算子は、[は次の値ではない]を選択します。
- 新しく追加されたフィルタ条件の値は、[新規]を選択します。
- 次に、[ソートを追加]ボタンをクリックし、ソート条件を追加します。
- ソート条件のフィールドは、[番号]を選択します。
- ソート条件の値は、[a～z(昇順)]を選択します。
- 最後に、[保存]ボタンをクリックし、設定したフィルタ条件およびソート条件を名前を付けて保存します。
- 名前を付けて保存で、”ハンズオン用フィルタ”と入力します。入力する名前は任意でも構いません。
- 表示対象で、[自分]を選択します。
- 最後に、[保存]ボタンをクリックします。Step1の「フィルターの条件及びソートを設定する。」が完了しました。
- コンディションビルダーが非表示となり、設定したフィルタ条件およびソート条件に合致したリストビューが表示されます。
- 次に、Step2の「フィルターの条件を変更する。」をすすめていきます。 [リストコントロール]をクリックします。
- 表示されたメニューから[フィルター]をクリックします。
- 先ほど、作成したフィルタ条件[ハンズオン用フィルタ]がメニューに追加されています。
- さらに新しく表示されたメニュー一覧から、[個人フィルタの編集]をクリックします。
- リストビューから[ハンズオン用フィルタ]レコードをダブルクリックし、編集画面を開きます。
- タイトルを”ハンズオン用フィルタ”から”ハンズオン用フィルタ変更済”に変更します。
- [フィルター条件の追加]をクリックし、フィルタ条件を新しく追加します。
- 新しく追加されたフィルタ条件で、フィールドを[解決コード]、演算子を[次の値に等しい(=)]、値を[修正の適用済み]を入力選択します。
- 最後に、[更新]ボタンをクリックします。
- おめでとうございます。Step 2の「フィルターの条件を変更する。」が完了しました。「リストのフィルター設定(NowPlatform設定-04)」を達成です。
最後に、実業務で、自分で使いやすいリストフィルターを早速作成し、業務効率をドンドン高めていきましょう。
以上、”[ServiceNow]ハンズオンで習得!リストのフィルター設定”となります。