ServiceNowで何ができるの？の初学者から、ServiceNowの機能や操作を使いこなすシステム管理者を対象に、演習問題を作成しました。今回は、”Next Experience Unified Navigation”になります。学習状況の確認や今後の学習計画をたてる際に、演習問題をぜひご活用ください。
演習分野
ServiceNowシステム管理者を目指している方向けに、ServiceNow知識の定着や理解度の確認をするための演習問題になります。
演習分野は、プラットフォームの概要とナビゲーションの”Next Experience Unified Navigation”になります。
■演習分野(システム管理者）
- プラットフォームの概要とナビゲーション
- ServiceNow Platformの概要
- プラットフォームの機能とサービス
- ServiceNowインスタンス
- Next Experience Unified Navigation
- インスタンスの構成
- コラボレーション用アプリケーションの構成
- セルフサービスと自動化
- データベース管理
- データの移行と統合
上述の演習分野は、ServiceNow Certified System Administrator試験仕様書(Utahリリース–2023年4月)の試験範囲を参照しています。
演習問題
プラットフォームの概要とナビゲーションのNext Experience Unified Navigationに関する演習問題11問になります。
演習1. Next Experience Unified Navigationについて正しいのは、どれか。
A. フィルターナビゲーターで、アプリケーションとモジュールに移動できる
B. ユーザーメニューで、プロファイルの更新や表示・通知の設定をできる
C. Unified Navigationヘッダーを自由にカスタマイズできる
D. ServiceNowロゴをクリックすると、ランディングページに戻ることができる
E. Next Experienceフレームワークにより、JavaScriptコンソールでログを出力できる
正解: A, B, D
[補足説明]Next Experience Unified Navigationでサポートされていない項目を製品ドキュメントで説明されています。
以下内容は、製品ドキュメントからの抜粋になります。(参照資料:製品ドキュメント-Next Experience UI)
These features and products are not currently supported with Next Experience:
・Custom header menus are not supported.
・The JavaScript console log isn’t supported in the Next Experience framework.
演習2. Unified Navigationヘッダー内のメニューアイテムは、どれか。
A. すべて(All)
B. お気に入り(Favorite)
C. 履歴(History)
D. コンテキストアプリピル
E. アクティビティ(Activity)
F. ユーザーメニュー
正解: A, B, C, D, F
[補足説明]Unified Navigationヘッダー内のメニューアイテムは、以下画像のような構成になっています。
ヘッダーの左から順に、①:ロゴ、②すべて、③お気に入り、④履歴、⑤ワークスペース、⑥コンテキストアプリピル、⑦グローバル検索、⑧アプリケーションスコープ/更新セット、⑨埋め込みヘルプ、⑩通知、⑪ユーザーメニューになります。
演習3. フィルターナビゲーターを使用して、アプリケーションとモジュールを検索できるメニューは、どれか。
A. すべて(All)
B. お気に入り(Favorite)
C. 履歴(History)
D. ワークスペース(Workspaces)
E. コンテキストアプリピル(Contextual App Pill)
F. ユーザーメニュー(User Menu)
正解: A
[補足説明][すべて]メニューをクリックすると、フィルタナビゲーターが表示され、検索できます。
演習4. 以下の画像のように、[すべて]メニュー一覧をコンテンツフレーム内に固定する操作は、どれか。
A. [ユーザーメニュー]→[設定]→[表示]→[すべて]を有効化する
B. [ユーザーメニュー]→[アクセシビリティ]→[表示]→[すべて]を有効化する
C. [すべて]→フィルタナビゲーター内の[漏斗マーク]をクリック
D. [すべて]→フィルタナビゲーター右横の[ピンアイコン]をクリック
E. [お気に入り]→フィルタナビゲーター右横の[ピンアイコン]をクリック
正解: D
[補足説明]フィルタナビゲーター右横の[ピンアイコン]をクリックすると、コンテンツフレーム内に固定できます。固定を解除したい場合、ピンアイコンを再度、クリックします。同様の操作で、[お気に入り]や[履歴]メニューなども、コンテンツフレーム内に固定できます。
演習5. [お気に入りを編集]の画面でカスタマイズできる内容は、どれか。
A. 名前
B. 色
C. フォント
D. 言語
E. アイコン
F. お気に入りの順番
正解: A, B, E, F
[補足説明]お気に入りをドラッグアンドドロップすることで、お気に入りを並び替えることができます。また、×ボタンをクリックすることで、お気に入りを削除できます。
演習6. 履歴で表示されるコンテンツは、どれか。
A. リスト
B. レコード
C. ホームページ
D. UI ページ
E. 非標準インターフェイス
F. ダッシュボード
正解: A, B, C, F
[補足説明]デフォルトでは、履歴に表示されるアイテムの最大数は30です。履歴メニューから、最近使用したリストやレコードなどに迅速にアクセスできます。
演習7. ワークスペースの説明として正しいのは、どれか。
A. ワークスペースのメニューは、Unified Navigationヘッダー内にある
B. 組織は複数のワークスペースを所有できる
C. ユーザ全員に対して、すべてのワークスペースが表示される
D. ワークスペースのメニューをクリックすると、アクセスできるワークスペースが表示される
E. 上記すべて
正解: A, B, D
[補足説明]ワークスペースのメニューではアクセス権があるワークスペースだけが表示されます。
演習8. Unified Navigationヘッダー内のServiceNowログをクリックすると、どうなるか。
A. スリープ画面に移動する。
B. 作成中のレコードを保存する。
C. Now Platformのランディングページに戻る。
D. ユーザの役割をシステム管理者に昇格する。
E. フォントサイドが大きくなる。
正解: C
演習9. Unified Navigationヘッダー内の履歴について正しいのは、どれか。
A. デフォルトでは、履歴メニューには過去10件の履歴エントリが表示される
B. デフォルトでは、履歴メニューには過去20 件の履歴エントリが表示される
C. デフォルトでは、履歴メニューには過去30 件の履歴エントリが表示される
D. ユーザはシステムプロパティを設定して、履歴エントリの表示件数を変更できる
E. システム管理者はシステムプロパティを設定して、履歴エントリの表示件数を変更できる
正解: C, E
演習10. Unified Navigationヘッダーで現在、作業しているインスタンスの場所を確認できるメニューは。どれか。
A. すべて(All)
B. お気に入り(Favorite)
C. 履歴(History)
D. ワークスペース(Workspaces)
E. コンテキストアプリピル(Contextual App Pill)
F. ユーザーメニュー(User Menu)
正解: E
演習11. コンテンツフレームで表示されるものは、どれか。
A. リスト
B. フォーム
C. ダッシュボード
D. ワークスペース
E. アプリケーションナビゲーター
正解: A, B, C
[補足説明]コンテンツフレームはダッシュボード、リスト、フォームなどが表示される画面上の領です。ServiceNowの用語説明は、ServiceNow Communityで解説されています。(参照資料: ServiceNow Community-ServiceNow用語説明)
おつかれさまでした。プラットフォームの概要とナビゲーションの”Next Experience Unified Navigation”の演習問題11問を完了です。現在の学習状況の確認や今後の学習計画をたてるのに、ご参考になりましたら幸いです。
さらに知識を深める【インスタンスの構成】
つぎは、”インスタンスの構成”に関する演習問題になります。ServiceNowのシステム管理者を目指して、引き続き、演習問題にぜひチャレンジしてみてください。
以上、”[ServiceNow]演習問題で確かめる! Next Experience Unified Navigation”となります。