ServiceNowで何ができるの?の初学者から、ServiceNowの機能や操作を使いこなすシステム管理者を対象に、演習問題を作成しました。今回は、”Knowledge Management”になります。学習状況の確認や今後の学習計画をたてる際に、演習問題をぜひご活用ください。
概要
ServiceNowシステム管理者を目指している方向けに、ServiceNow知識の定着や理解度の確認をするための演習問題になります。
演習分野は、セルフサービスと自動化の”Knowledge Management”になります。
■演習分野(システム管理者)
- プラットフォームの概要とナビゲーション
- インスタンス構成
- コラボレーションアプリケーションの構成
- セルフサービスと自動化
- Knowledge Management
- Service Catalog
- Flow Designer
- 仮想エージェント
- データベース管理
- データの移行と統合
上述の演習分野は、ServiceNow Certified System Administrator試験仕様書(Utahリリース–2023年4月)の試験範囲を参照しています。
演習問題
セルフサービスと自動化の”Knowledge Management”に関する演習問題7問になります。
演習1. United Navigationからナレッジホームページにアクセスする操作は、どれか。
A. [すべて]→[タスク]→[ビジネスアプリケーション]→[Knowledge]
B. [すべて]→[タスク]→[Knowledge]
C. [すべて]→[セルフサービス]→[Service Catalog]→[Knowledge]
D. [すべて]→[セルフサービス]→[ビジネスアプリケーション]→[Knowledge]
E. [すべて]→[セルフサービス]→[Knowledge]
正解: E
[補足説明]United Navigationから[すべて]→[セルフサービス]→[Knowledge]の順に操作すると、ナレッジホームページにアクセスできます。以下、参考画像では、ServiceNow開発者プログラムで取得したインスタンスで、システム管理者としてアクセスしたナレッジホームページになります。
演習2. ナレッジベースのアーキテクチャとして正しいのは、どれか。
A. [ナレッジベース]→[カテゴリ]→[記事]
B. [ナレッジベース]→[リスト]→[記事]
C. [ナレッジベース]→[レコード]→[記事]
D. [ナレッジベース]→[カテゴリ]→[リスト]→[記事]
E. [ナレッジベース]→[リスト]→[カテゴリ]→[記事]
正解: B, C
[補足説明]ナレッジベース内のナレッジ記事は、カテゴリ別にグループ化されています。 1つの記事は1つのナレッジベースのみに関連付けることができます。
演習3. ナレッジホームページに表示されるカテゴリーは、どれか。
A. 注目コンテンツ
B. 最近作成されたコンテンツ
C. 最も役立つページ
D. 最も評価が高いページ
E. 最も閲覧されたページ
正解: A, C, E
演習4. ナレッジ記事を表示した際、確認できる項目は、どれか。
A. ナレッジ記事のタイトル名
B. 閲覧された回数(ビュー数)
C. 記事の評価(☆の数)
D. 役に立つマーク
E. コメントセクション
F. 上記すべて
正解: F
演習5. ナレッジ記事内に情報の欠落やリンクの破損など記事全体に問題がある場合、報告する機能は、どれか。
A. コメントセクション
B. インシデントの作成
C. 記事にフラグを設定
D. 役に立つマーク
E. 記事の評価
正解: B
演習6. ナレッジ記事を閲覧できるユーザーを決める設定は、どれか。
A. ナレッジ基準
B. ユーザー基準
C. ナレッジ管理
D. ユーザ管理
E. システムセキュリティ
正解: B
[補足説明]ユーザー基準によって、ナレッジ記事へのアクセスが決定されます。ナレッジ管理者、ナレッジベースのマネージャー、またはナレッジベースの所有者は、ユーザー基準を割り当てて、ナレッジベースレベルで作成および閲覧アクセスを制御できます。(参考資料: 製品ドキュメント – ナレッジベースとナレッジ記事へのアクセスの管理)
演習7: Knowledge Managementシステムのメンテナンスに関連するすべての管理タスクを実行できるナレッジ管理ロールは、どれか。
A. knowledge_manager
B. knowledge_admin
C. admin
D. knowledge_group_manager
E. knowledge_group_member
正解: B
[補足説明]knowledge_adminのロールをもつナレッジ管理者は、スコープ付きナレッジ ベースを除くすべてのナレッジ ベースを変更できます。(参考資料: 製品ドキュメント – Knowledge Managementロール)
おつかれさまでした。セルフサービスと自動化の”Knowledge Management”に関する演習問題7問を完了です。現在の学習状況の確認や今後の学習計画をたてるのに、ご参考になりましたら幸いです。
さらに知識を深める【Service Catalog】
つぎは、”Service Catalog”に関する演習問題になります。ServiceNowのシステム管理者を目指して、引き続き、演習問題にぜひチャレンジしてみてください。
以上、”[ServiceNow]演習問題で確かめる! Knowledge Management”となります。