ServiceNowで何ができるの?の初学者から、ServiceNowの機能や操作を使いこなすシステム管理者を対象に、演習問題を作成しました。今回は、”CMDBとCSDM”になります。学習状況の確認や今後の学習計画をたてる際に、演習問題をぜひご活用ください。
概要
ServiceNowシステム管理者を目指している方向けに、ServiceNow知識の定着や理解度の確認をするための演習問題になります。
演習分野は、データベース管理の”CMDBとCSDM”になります。
■学習範囲(システム管理者)
- プラットフォームの概要とナビゲーション
- インスタンスの構成
- コラボレーション用アプリケーションの構成
- セルフサービスと自動化
- データベース管理
- データスキーム
- アプリケーション/アクセス制御
- データのインポート
- CMDBとCSDM
- データの移行と統合
上述の演習分野は、ServiceNow Certified System Administrator試験仕様書(Utahリリース–2023年4月)の試験範囲を参照しています。
演習問題
データベース管理の”CMDBとCSDM”に関する演習問題5問になります。
演習1. 構成管理データベース(CMDB)の説明として正しいのは、どれか。
A. データウェアハウスとして機能し、IT 環境に関する情報を保存する一元的なリポジトリで、構成管理専用のデータベース。
B. データウェアハウスとして機能し、IT 環境に関する情報を保存する一元的なリポジトリで、バージョン管理専用のデータベース。
C. 顧客情報に関連づけられたデータを保存する共通の場所。
D. IT 資産と構成アイテム(CI)に関連づけられたデータを保存する共通の場所。
E. 人材管理と資産に関連づけられたデータを保存する共通の場所。
正解: A, D
演習2. 構成アイテム(CI)は、どれか。
A. コンピューター機器
B. サーバ
C. アプリケーション
D. サービス
E. Eメールサービス
F. 上記すべて
正解: F
演習3. 構成管理データベース(CMDB)の主なテーブルは、どれか。
A. cmdb
B. cmdb_ci
C. cmdb_key
D. cmdb_rel_ci
E. cmdb_rel_key
正解: A, B, D
[補足説明]構成管理データベースの主なテーブルは①ベース構成アイテム[cmdb]テーブル、②コア構成アイテム[cmdb_ci]テーブル:すべてのCIの基本属性を格納、③CI関係[cmdb_rel_ci]テーブル:CI 間のすべての関係を定義になります。(参考資料: 製品ドキュメント-CMDB スキーマモデル)
演習4. 構成アイテム間の関係を視覚的に表示する機能は、どれか。
A. リストビュー
B. スキーママップ
C. 依存関係ビュー
D. CIビュー
E. ダッシュボード
正解: C
[補足説明]依存関係ビュー(Dependency Views)は、構成アイテム (CI) と、その CI が含まれている、またはその CI がサポートしているアプリケーションサービスまたはビジネス サービスのインフラストラクチャ ビューをグラフィカルに表示します。Dependency Viewsは構成アイテムのステータスを示し、CI に関連するアラート、インシデント、問題、変更、およびサービスにアクセスできるようにします。(参考資料: 製品ドキュメント-Dependency Views)
演習5. ServiceNow製品で使用できる標準化された用語とその定義のセットを示すのは、どれか。
A. 構成管理データベース(CMDB)
B. リレーショナル・データベース(RDBMS)
C. 共通サービスデータモデル (CSDM)
D. データベース管理システム(DBMS)
E. 物理データモデル(PDM)
正解: C
[補足説明]共通サービスデータモデル(CSDM) は、Now PlatformのすべてのServiceNow製品に適用される、標準化され一貫した用語と定義のセットです。これらの用語と定義では、CSDMフレームワークの基礎を形成します。(参考資料: 製品ドキュメント-共通サービスデータモデル)
おつかれさまでした。データベース管理の”CMDBとCSDM”に関する演習問題5問を完了です。現在の学習状況の確認や今後の学習計画をたてるのに、ご参考になりましたら幸いです。
さらに知識を深める【UIポリシー】
つぎは、”UIポリシー”に関する演習問題になります。ServiceNowのシステム管理者を目指して、引き続き、演習問題にぜひチャレンジしてみてください。
以上、”[ServiceNow]演習問題で確かめる! CMDBとCSDM”となります。