Now LearningというServiceNow公式のオンライン学習サイトを紹介します。ServiceNowのCSAやCADなどの資格試験に準拠したトレーニングコースがあります。無償と有償のコースがあります。各試験の出題内容とポイント、ハンズオンなどを通じて、学習できます。”ServiceNow Administration Fundamentals on Demand”コースを事例として、学習方法をわかりやすく説明します。
Now Learningの概要
ServiceNow公式学習サイトには、Now Learningを初めてとして主に3つの公式サイトがあります。
●ServiceNow公式学習サイト
今回、ServiceNowの製品知識の習得や操作のスキルアップできるトレーニングコースが豊富に準備されている、ServiceNow公式学習サイト、”Now Learnin”の使い方を紹介します。Now Learningの主な用途は、5つあります。
●Now Leraningの主な用途
- トレーニングコースの申込と受講
- メインライン資格試験のバウチャー取得と試験申込サイトWebassessorとの連携
- メインライン資格のデルタ試験申込と実施
- マイクロ資格受験の申込と実施
- トレーニングコースや資格に関するQ&A
Now Learnigは、無料で利用できます。メールアドレスがあれば、すぐに登録をして、利用開始できます。
Now Learningにアクセスした後、[Sign Up]ボタンをクリックして、まずはServiceNow IDを作成します。名前、Eメールアドレス、パスワードをフォームに入力すると、ServiceNow IDを作成できます。
今回、Now Learningの使い方として、トレーニングコースの申込と受講と、トレーニングコースや資格に関するQ&Aなどについて、説明します。
職務別の認定バッジについては、以下の内容をご参考ください。
使い方(トレーニングコースの申込と受講)
Now Learningは、ServicceNow学習者のため、学習プラットフォームです。ServiceNow開発者やシステム管理者だけでなく、ServiceNowを利用されるすべての方をサポートしています。ServieNowの基本的な使い方からアプリ開発の拡張、ServiceNowの各種資格試験対策まで体系的に学べるように、ラーニングパスを提供しています。
例えば、認定資格CSAの試験準備ですと、以下ラーニングパスとなっています。詳細は、”ServiceNow Certified System Administrator試験仕様書”に記載があります。
ラーニングパス
●CSA認定試験(Certified System Administrator)
- Welcome to ServiceNowコース
- ServiceNow Administration Fundamentalsコース
- CSA資格試験
コースの構成
ServiceNow公式学習サイト、Now Learningの”ServiceNow Fundamentals On Demand”コースは、以下の2つから構成されています。
“ServiceNow Fundamentals On Demand”コースは、システム管理者向けの前コースになります。”ServiceNow Administration Fundamentals On Demand”コースとして、現在リニューアルされています。コースの特徴や利用手順などは、前コースと同様です。
1. Lesson:
CSAの学習範囲ごとにモジュールとして、まとめられています。それぞれのモジュールはさらに、「Lesson」と「Activity」の単元に分けられています。「Lesson」では、動画や説明文を通じて、学習範囲の内容を学びます。さいごに、小問数の確認テストがあります。
2. Activity:
各モジュールごとに、ハンズオンの演習問題があります。コース内で、無償のインスタンスを取得できます。主題に従って、インスタンスで作業をします。作業完了後、検証を行います。正しく作業が完了しているときは、「タスクの検証に成功しました!」と表示され、Activityがクリアとなります。
コースの特徴
Now Learningコースの特徴を3つ紹介します。
- いつでもどこでも学習できる
インターネット環境下であれば、いつでもどこでも、Now Learningは利用可能です。パソコンからだけでなく、タブレットやモバイル端末からの学習も可能です。
- 自分のペースで学べる
モジュールは、LessonやActivityといった単元に細かく分けられているため、隙間時間を有効活用した学習もできます。いつでも中断や再開も可能なため、学びたいときに、自分のペースで学習を進めていけます。
- 自分のスキルを証明できる
モジュールを完了するたびに、”バッジ”を獲得できます。取得したバッジは、My Achievementsに登録されます。自分の学習実績をいつでも確認でき、モチベーション高く、楽しみながら学習を続けられます。
コースの利用手順
Now Learningを利用開始する方法を紹介します。利用前にアカウントの登録が必要です。
- Now Learning のサイトにアクセスし、画面右上の “Sign Up” ボタンをクリックします。
- フォームに必要事項を入力します。
- reCAPTCHAのチェックボックスを選択し、承認します。
- “ServiceNow Website Terms of Use” を確認後、チェックボックスに[✓]をいれて承認します。
- [Sign Up]をクリックします。
- メールアドレスを確認するためのメールが送信されます。メールタイトルは、「Verify your ServiceNow ID!」です。
- メール受信後24時間以内に、そのメールに記載されているリンク, [Verify Email]をクリックしてください。
- 認証完了後、[Login]をクリックします。
- 次に、登録したメールアドレス、パスワードを入力し、[Sign In]をクリックします。
- メール認証をするためのメールが送信されます。メールタイトルは「ServiceNow ID One-time verification code」 です。
- メール本文内の”認証コード”(Verification Code)を入力し、[Verify](認証)ボタンをクリックします。
- おめでとうございます!アカウントの登録が完了し、Now Learningにサインインできました。
- “ServiceNow Fundamentals On Demand”と入力すると、該当する学習コンテンツが表示されます。コース内の学習コンテンツ、”Lesson”や”Activity”などを早速確認してみましょう。
使い方(メインライン資格のデルタ試験申込と実施)
次のデルタ試験の実施は、2023年秋にリリース予定のVancouverバージョンが公開されてからになります。昨年11月に実施されたTokyoバージョンのデルタ試験の申込から受験についての説明になります。ご参考ください。
使い方(マイクロ資格受験の申込と実施)
ServiceNowでは、専門的な領域に特化したマイクロ資格、フローデザイナーやサービスポータルなどを提供しています。マイクロ認定の資格一覧や費用とともに、資格試験を受験する際の前提条件や申込方法などについて、紹介します。
使い方(トレーニングコースや資格に関するQ&A)
Now LearningのKnowledge Baseには、トレーニングコースに関するトラブルシューティング、資格試験の仕様書やキャンペーン情報などが集約されています。
検索条件として、”日本語”を選択できます。日本語で提供された情報を確認することができます。
■情報検索の手順
- Now Learningのホーム画面で、[Help Cebter]をクリックします。
- KNOWLEDGEの[Get Started with Now Learning Resources]をクリックします。
- Languageで”日本語”を選択した後、Searchの検索欄に、検索したい内容を日本語で入力すると、関連する資料や情報を取得できます。
以上、Now Learningの使い方になります。もっと詳しい使い方を知りたい場合は、Now LearningのKnowledge Base内の”Now Learning ご利用ガイド【日本語】”をご確認ください。
ServiceNow公式学習サイト、Now Learningを活用して、ServiceNowの知識やスキルをドンドン高めていきましょう。
おススメコース、“Welcome to ServiceNow”の紹介
Now Learnigに登録すると、ServiceNowとは何?という方やServiceNowを初めて使う方を対象に入門コース、“Welcome to ServiceNow”コースを無料で受講できます。オンデマンド形式で自分のペースで日本語で学習できる点もおススメできるポイントです。
以上、”[ServiceNow]公式学習サイト: Now Learning ユーザーマニュアル”となります。