ServiceNowプラットフォームの機能を拡張したい!プログラミングで新規開発する前に、プラグインのインストールをまずは検討してみましょう。プラグインの有効化とインストール履歴について、説明します。
概要
■目的:
- ユーザが求める機能や条件をもつプラグインを検索でき、プラグインの有効化できるようになる。
- インストール済みのプラグイン一覧を確認することができる。
■内容:
5.1.1: プラグインとは
プラグインとは、ServiceNowインスタンス内で追加機能を提供するソフトウェアコンポーネントです。プラグインをインストールすることで、プログラミングをすることなく、ServiceNowの機能を新しく拡張することができます。
例えば、インスタンスの表記言語を英語から日本語に変換する機能を提供するプラグインがあります。開発インスタンスを日本語に変更した場合、”[ServiceNow] 開発インスタンスの英語→日本語への変更”をご参照ください。
■5.1.2: プラグインの有効化
プラグインは、ServiceNowのインスタンスにインストールしたあと、プラグインを有効化して使います。ただし、プラグインの一部は、ServiceNowのカスタマーサポートによって有効化される必要があります。ユーザー側で有効化できないプラグインもあります。
プライグインには、無料と有料のものがあります。有料のプラグインかどうかは、プラグインの検索画面で、プラグインをインストール前に確認することができます。
例として、ServiceNow Developer Programで作成した開発インスタンス、Tokyoバージョンを使い、プラグインをインスタンスにインストールする方法を紹介します。
●プラグインのインストール
- アプリケーションナビゲーターで”システム定義”と入力し検索後、”プラグイン”を選択します。
- プラグインをインストールします。ここでは、例として、”Adaptive Authentication”のプラグインをインストールします。
- “プラグインをアクティブ化”のパネルが表示されます。[有効化]ボタンをクリックすると、プラグインがインストールされます。
有効化したプラグインの一覧を確認することができます。アプリケーションナビゲーターで、”システム定義”と検索し、 “プラグインのインストール履歴”をクリックすると、これまでにインストールしたプラグインの一覧リストを確認できます。
確認
“プラグインの有効化とインストール履歴”の概要で説明した内容を確認テスト形式で復習します。
問題文の右端にある[▲]ボタンをクリックすると、正解が問題文の下に表示されます。
問題1: プラグインの有効化について、正しい記述はどれですか。
A. すべてのプラグインは、システム管理者で有効化できる。
B. すべてのプラグインは、ServiceNowカスタマーサポートで有効化する必要がある。
C. すべてのプラグインは、プラグイン作成者で有効化する必要がある。
D. 一部のプラグインは、ServiceNowカスタマーサポートで有効化する必要がある。
正解1: D
問題2: プラグインについて、正しい記述はどれですか。
A. すべてのプラグインは無料である。
B. すべてのプラグインは有料である。
C. プラグインは無料と有料がある。
正解2: C
問題3: プラグインのインストール履歴は、どのような操作で確認できますか。
A. [レポート] → [管理] → [プロパティ]
B. [システム定義] → [プラグインのインストール履歴]
C. [システム定義] → [プラグイン]
D. [Knowledge] → [管理] → [ログを表示]
正解3: C
参考
ServiceNowの知識やスキルをもっと高めたい方は、以下、リソース資料で学習されることをおススメします。
■学習リソース
- Welcome to ServiceNow [日本語]コース (ServiceNow公式: Now Learning)
- ServiceNow Administration Fundamentals On Demand [日本語] (ServiceNow公式: Now Learning)
- Now Platform 管理 (ServiceNow 製品ドキュメント)
- プラグインの有効化の概要 (ServiceNow Now Support)
以上、”[ServiceNow]10分で掴む! プラグインの有効化とインストール履歴(スクリプティング)”になります。