2023年4月11日、ServiceNow Japanより、Now Platformの最新版、「Utah」がリリースされました。ServiceNowでは、無償で開発者用のサンドボックス環境、インスタンス(Personal Developer Instances)を提供しています。ServiceNowのAdministratorやDeveloperを目指されている方は、Utahバージョンのインスタンスを取得して、最新のServiceNowの知識を習得、スキルを高めていきましょう。
インスタンスの概要【Uthaバージョン】
ServiceNow公式学習サイトの1つ、ServiceNow Developer Programから利用登録することで、無償で開発者用のインスタンスを取得できます。ServiceNow Developer Programの利用登録には、メールアドレスが必要です。インスタンスの作成にかかる時間は、10分程度になります。
Utahバージョンについては、ServiceNow Japanからのリリースをご参照ください。リリースによると、「DXのためのエンドツーエンドなインテリジェント・プラットフォームの最新版であるUtahリリースには、AIを活用したプロセスマイニング、追加検索機能、Workforce OptimizationおよびHealth and Safety Incident Managementの機能拡張などが含まれ、自動化の促進、エクスペリエンスの簡素化、組織の俊敏性の向上を支援します。」と発表があります。
- ServiceNow、 機能を大幅に拡張したNow Platform®の最新版「Utah」をリリース
【ServiceNow Japan合同会社】(2023年4月11日)
インスタンスの作成
Utahバージョンの開発インスタンスを作成する方法を紹介します。ServiceNow Developer Programより、アカウント登録が必要となります。
■インスタンスの作成手順
- ServiceNow Developer Programにアクセスし、画面右上の[Sign In]をクリック。
- 画面右下の[Get a ServiceNow ID]をクリック。
- まずは、ServiceNow IDを作成します。フォームに必要事項を入力。
- reCAPTCHAのチェックボックスを選択し、承認。
- [ServiceNow Website Terms of Use]を確認後、チェックボックスに✓をいれて承認します。
- [Sign Up]をクリック。
- ServiceNow IDの作成が完了です。”Thank You! A ServiceNow ID has been created for you with (登録したメールアドレス).”と画面に表示されます。
- 次に、ServiceNow IDを有効化します。登録したメールアドレスのメールボックスを確認。メールタイトルは、”Verify your ServiceNow ID!”です。
- そのメールに記載されているリンクボタン、”Verify Email”をクリック。
- 作成したServiceNow IDの認証を完了し、有効化されました。”Thank You! Your email: (登録したメールアドレス) has been verified.”と表示されます。
- ServiceNow Developer Programに再度アクセスし、画面右上の[Sign In]をクリック。
- 登録したEmailを入力し、[Next]をクリック。
- 登録したPasswordを入力し、[Sign In]をクリック。
- “GETTING STARTED”の画面で、[Yes]を選択し、[Next]をクリック。
- [I have read and agree to the ServiceNowDeveloper site terms of use.]にチェック。
- [Finish Setup]をクリック。
- 次に、インスタンス取得の申請をします。画面右上の[Request Instance]をクリック。
- インスタンスの作成が完了すると、右上に、緑色のマークがつきます。
- [Start Building]をクリック。
- おめでとうございます!インスタンスの作成が完了です。開発者用のサンドボックス環境、インスタンス(Personal Developer Instances)にサインインできました。
インスタンスのバージョンアップ【Tokyo→Utah】
開発インスタンスのバージョンを”Tokyo”から”Utah”にアップグレードします。インスタンスのアップグレードは無償です。ただし、アップグレードを完了するには、2~3時間程度の時間を要する場合があります。
■インスタンスのバージョンアップ手順
- ServiceNow Developer Programにアクセスし、画面右上の[Sign In]をクリック。
- タイトルバー右端の[名前アイコン]をクリック。My Instanceの情報パネルが表記されます。
- INSTANCE ACTIONの[Upgrade Instance]をクリック。Upgrade Instanceのパネルを表示されます。
- 最新版(Latest)の[Utah Patch 1]を選択し、[Upgrade Instance]をクリック。
- インスタンスのアップグレードを開始します。”Upgrade instance / Instance upgrade is in progress.”と表示されます。
- [INSTANCE STATUS]が”Online”から”Upgrading Instance”に変わります。
- インスタンスのアップグレードが完了すると、右上に、緑色のマークがつきます。
- おめでとうございます。インスタンスのバージョンアップが完了です。
- さいごに、[Start Building]をクリックすると、Utahバージョンのインスタンスが起動します。
UtahバージョンとTokyoバージョンのインスタンスでのホーム画面は、ほとんど違いがありません。Utahバージョンの場合、メニューバーの右端部分に”Sidebar discussions”の機能アイコンが新たに表示されます。
もっと使いやすくする!インスタンスの言語表記の変更【英語→日本語】
ServiceNowのインスタンスを取得すると、英語表記になっています。日本語化のプラグインをインストールすることで、英語から日本語に簡単に設定変更できます。インスタンスを日本語表記に変えて、サクサクと作業できるようにしましょう。
ServiceNowの最新機能を備えたUtahバージョンを一度試してみて、ServiceNowのスキルをドンドン高めていきましょう。
以上、”[ServiceNow]10分で掴む! Utah版の開発インスタンス(PDI)の作成”になります。