[ServiceNow]10分で掴む! ダッシュボードの共有と編集

ServiceNowのダッシュボードを使いこなせていますか？ダッシュボードの活用により、必要な情報を適切なユーザーに良いタイミングで共有できます。フィードバックの”ダッシュボードの共有と編集”について説明します。

概要

■目的:

• ダッシュボードを全員やグループなどに共有できるようになる。
• ダッシュボードにウィジェットを追加と削除できるようになる。

■内容:
2.3.1: ダッシュボードへのアクセス:

ダッシュボードとは、データソースからの情報を可視化した図や表などを１か所にまとめたボードになります。ユーザやグループごとに指定した図や表をダッシュボードに表示できます。ダッシュボードを共有したい範囲、グループや全員なども指定できます。

■ダッシュボードへのアクセス

1. ヘッダーの[すべて]をクリックし、アプリケーションナビゲーターで、”ダッシュボード”と検索します。
2. [セルフサービス]アプリケーション内の[ダッシュボード]をクッリクします。
3. [すべて]のタブをクッリクすると、現在、設定されているダッシュボード一覧を確認できます。

2.3.2: ダッシュボードの共有:

ダッシュボードは、”グループ”、”ユーザ”、”ロール”の組合せで、共有者を追加することができます。ダッシュボードの共有を追加後、共有を削除することもできます。例として、ダッシュボード”インシデントの概要”を使い、共有の設定方法について説明します。

■ダッシュボードの共有追加と削除

1. ダッシュボード”インシデントの概要”を開きます。
2. ヘッダーの[共有]アイコンをクリックすると、”共有”のパネルが表示されます。
3. タブをクリックすることで、ダッシュボードの共有者を”すべて”、”グループ”、”ユーザ”や”ロール”ごとに確認できます。現在の共有者は、”ロール”で”itil”と”sn_incident_read”に設定されています。
4. [グループ、ユーザ、およびロールを追加]をクリックします。

5. [受信者に追加]の欄に”secutity”と入力後、検索します。検索で表示されたロール、”security_admin”を選択します。ここでは、任意で受信者に追加したいユーザやグループを選択しても構いません。
6. [共有]ボタンをクリックすると、共有者に、”security_admin”が追加されます。共有追加が完了しました。
7. 次に、共有追加したロール、”security_admin”の共有削除をします。”security_admin”にマウスポインターをあわせると、[削除]ボタンが表示されます。[削除]をクリックすると、共有削除されます。共有削除の完了です。

2.3.3: ダッシュボードのウィジェットの追加:

ダッシュボードには、ユーザやグループのニーズにあわせて、図、表や数値などのウィジェットを適宜、追加できます。例として、ダッシュボード”インシデントの概要”を使い、共有の設定方法について説明します。

■ウィジェットの追加と削除

1. ヘッダーの[ウィジェットを追加]アイコンをクリックすると、”ウィジェットを追加”のパネルが表示されます。
2. ウィジェットカテゴリで”Report”を選択します。
3. “Open Request Items”を選択すると、ウィジェットのイメージ画面が表示されます。さいごに、[追加]ボタンをクリックすると、ダッシュボードにウィジェットが追加されます。

4. ヘッダーの[ウィジェットを追加]アイコンをクリックします。
5. つぎに、削除したウィジェットのヘッダー部分にマウスポインターをあてると、[削除]ボタンがでてきます。[削除]ボタンをクッリクすると、ウィジェットが削除されます。

ハンズオン

“ダッシュボードの共有と編集”の概要で説明した内容を実習にて学びます。

■要件: ダッシュボード”管理コンソール”で、ユーザのニーズにあわせたダッシュボードに編集する。

■条件設定:

• 共有者に、ロール”itil”を追加。
• ウィジェットに、レポート”Flow Designer Runtime Trends”を追加。

■手順:

1. ダッシュボード”管理コンソール”を開きます。
2. ヘッダーの[共有]アイコンをクリック後、[グループ、ユーザ、およびロールを追加]をクリックします。
3. [受信者に追加]の欄に”itil”と入力後、検索します。”itil”を選択し、[共有]ボタンをクリックします。
4. 次に、ウィジェットに””を追加します。ヘッダーの[ウィジェットを追加]アイコンをクリックし、ウィジェットカテゴリで、”Report”を選択します。
5. 作成者の検索欄で”Flow Designer Runtime Trends”と入力し、検索された”Flow Designer Runtime Trends”を選択し、[追加]ボタンをクッリクします。ウィジェットの追加が完了しました。

6. ダッシュボードの編集が完了しました。共有者にロール”itil”が追加され、ダッシュボードにレポート”Flow Designer Runtime Trends”が追加されたダッシュボードの作成が完了です。

確認

“ダッシュボードの共有と編集”の概要で説明した内容を確認テスト形式で復習します。
問題文の右端にある[▲]ボタンをクリックすると、正解が問題文の下に表示されます。

参考資料

ServiceNow公式の学習サイトやリソースを紹介します。

■学習リソース

1. Welcome to ServiceNowコース (ServiceNow公式学習サイト: Now Learning)
2. ServiceNow Administration Fundamentalsコース (ServiceNow公式学習サイト: Now Learning)
3. Now Platform管理 (ServiceNow製品ドキュメント)

さらに知識を深める演習問題

演習問題を作成してみました。知識の定着や理解の確認として、演習問題を活用いただけますと幸いです。

さらにスキルを深めるトレーニング

ServiceNowのダッシュボードの作り方を紹介します。ダッシュボードの作成から編集、共有の権限設定までを、サンプル画像を使いながら、ハンズオン形式で進めていきます。解説後、実習にトライすることで、ダッシュボードの知識とスキルを同時により深めていける内容になっています。

以上、”[ServiceNow]10分で掴む! ダッシュボードの共有と編集”になります。