ServiceNow Communityでは、認定パートナーの資格保有数を適宜、公開しています。今回、2021年6月と2022年7月時点でのCSA、CADやCIS資格保有数の増減を可視化してみました。ServiceNowのビジネス推進に注力しているパートナーが見つかります。
概要
ServiceNow認定パートナーについては、各認定パートナーごとに、CSA、CADやCIS資格の保有数をServiceNow Communityで公開ています。以下、サイトを参照して、資格保有数を可視化してみました。
●Partner資格取得状況
ServiceNowパートナー:認定構築資格取得状況一覧公開について
今回、2022年6月30日現在と、2022年7月31日現在の各パートナーにおける認定保有数をもとに、グラフや表で保有数の増減を表現してみました。
CSA認定資格の増減
2021年6月30日時点から2022年7月31日時点までの期間で、CSA認定資格の保有数では、取得パートナー企業数が36から55へ、企業数は19増えました。また、CSA認定の総保有数は1,157から1,483へと、326増加しました。
CSA認定保有数が増加した上位5社は、富士通株式会社(76)、株式会社NTTデータ(39)、エクシオグループ株式会社(37)、株式会社NTTデータSMS(19)、TISシステムサービス株式会社(18)となっています。
逆に、CSA認定保有数が減少した上位5社は、日本アイ・ビー・エム株式会社(-23)、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(-8)、リコージャパン株式会社(-6)、三菱総研DCS株式会社(-5)、日本ビジネスシステムズ株式会社(-5)となっています。
日本IBMのCSA認定保有数が大きく減少している理由は、IBMのマネージド・インフラストラクチャー・サービス事業の分社化を行い、その事業を2021年9月1日から「キンドリルジャパン株式会社」に引き継いだからでしょうか。一方、引き継ぎ側の会社、キンドリルジャパン株式会社は、CSA認定保有数が0から6へ増加しています。
CAD認定資格の増減
2021年6月30日時点から2022年7月31日時点までの期間で、CAD認定資格の保有数では、取得パートナー企業数が23から35へ、企業数は12増えました。また、CAD認定の総保有数は166から312へと、146増加しました。
CAD認定保有数が増加した上位5社は、株式会社システムサポート(22)、株式会社NTTデータ(17)、エクシオグループ株式会社(16)、富士通株式会社(15)、株式会社DTS(14)となっています。
逆に、CAD認定保有数が減少した上位5社は、リコージャパン株式会社(-5)、コムチュア株式会社(-2)、日本ビジネスシステムズ株式会社(-1)、日本アイ・ビー・エム株式会社(-1)、DXC(-1)となっています。
リコージャパン株式会社は、CSA、CADともに保有数を減らしています。「リコージャパン ServiceNow」でキーワード検索すると、ユーザへの導入や運用事例ではなく、自社内の導入事例、香港のRicoh Asia Pacific Operations での事例がでてきます。ServiceNowのホームページでお客様事例として、紹介がでています。App Engine、IT Operations ManagementとIT Service Management ProfessionalのServiceNow製品を活用しているようです。
CIS資格の増減
2021年6月30日時点から2022年7月31日時点までの期間で、CIS認定資格の保有数では、取得パートナー企業数が35から35へ、企業数は20増えました。また、CIS認定の総保有数は1,157から1,483へと、326増加しました。
CIS認定保有数が増加した上位5社は、株式会社システムサポート(22)、株式会社NTTデータ(17)、エクシオグループ株式会社(16)、富士通株式会社(15)、株式会社DTS(14)となっています。
逆に、CAD認定保有数が減少した上位5社は、リコージャパン株式会社(-5)、コムチュア株式会社(-2)、日本ビジネスシステムズ株式会社(-1)、日本アイ・ビー・エム株式会社(-1)、DXC(-1)となっています。
セグメント別パートナー数の増減
セグメント別のパートナー認定数は、すべてのセグメントで増加しています。パートナー認定数全体では、37から55へとパートナー認定数は18増えています。
新しく認定されたパートナー数は20、逆に認定が消失したパートナー数は1でした。また、セグメントがグレードアップしたパートナー数は10、一方、グレードダウンしたパートナー数は3でした。
ServiceNow Communityで、認定パートナーの資格保有数が更新され次第、随時、更新していきます。資格保有数のデータをいろいろな切り口で、今後可視化していきます。
以上、”[ServiceNow] 認定パートナーの資格保有数の増減をグラフで可視化してみた。”となります。